教室案内

当科は、リウマチ膠原病の臨床も研究もしてみたい、という先生方を常時募集しています。ここでは、当教室の概要を説明するとともに、当科で研修をうけた先生方の声をご紹介します。当科にご興味をもたれた方はどうぞご気楽にお問い合わせください。

お問い合わせ先

TEL 06-6645-3981

募集

当科での研修・大学院進学を希望される先生方はどうぞ一度ご相談ください。

初期研修医募集

大阪大学の初期研修カリキュラムの一環として、初期研修医を受け入れています。外来・入院患者の診療を通して、膠原病の診断に至るプロセスを学びます。興味深い症例があれば、初期研修医の方々にも積極的に学会発表をしていただきます。本研修は、大阪公立大学初期研修プログラムの一環として行います。初期研修のため、内科以外の初期研修医も受け入れています。

初期研修医の声
大阪公立大学視覚病態学 研究医 石濱慈子

眼科を専攻することを決めていたため、研修医1年目では内科の中でも眼科とかかわりの深い科で研修することを希望して当科を選びました。研修中は、後腹膜線維症とIgA血管炎の2つの疾患がオーバーラップしている興味深い症例を経験し、学会発表させていただきました。また、この症例を英文論文としてまとめて報告することもできました。2か月という大変短い期間でしたが、眼科との関係のある症例も経験することができ、大変勉強になりました。また、学会発表をするだけでなく、英文論文を執筆するところまで指導してくださった、福本先生、渡部先生には大変感謝しております。

専攻医募集

内科初期研修を終えてリウマチ膠原病を専門にすることを希望する専攻医を対象に、膠原病の専門研修を行います。外来初診患者や入院患者さまの診療に従事するとともに、様々な抗リウマチ薬を用いた治療と、副作用に対する対応について学びます。興味深い症例があれば積極的に学会で発表をしていただきます。

本研修は、大阪公立大学内科研修プログラムの一環として行います。大阪公立大学内科研修プログラムでは、大阪府内外の総合病院と連携を結んでおり、3年間の専門研修のうち、1年もしくは2年間を、大阪公立大学内科プログラムの連携病院にて研修を行っていただく場合があります。当科は、リウマチ膠原病について専門的な教育を行っていただける病院と連携しており、当科に所属した場合、大阪府内外の下記の病院などにて研修を行っていただく予定です。

大阪府内:大阪市総合医療センター、大阪赤十字病院、関西電力病院、済生会中津病院、住友病院
大阪府外:神戸中央市民病院、滋賀県立総合病院、宝塚市民病院、大同病院(名古屋市)、天理よろず相談所病院

医員(前期研究医・後期研究医)募集

膠原病の専門医として、入院・外来患者さまの診療にあたります。一人一人の膠原病患者さまの診療に長くかかわり、希少・難治病態も経験することで、膠原病診療を深く理解していきます。当科や多施設の臨床データを用いて臨床疫学研究を行い、国内・国外の学会で発表する機会があります。

前期研究医の声 𠮷田直史

卒後6年目の𠮷田直史と申します。関西医科大学の初期研修を修了しその後、内科研修プログラムで膠原病をサブスペシャリティに選択しました。専門的研修を受ける中で関節リウマチの治療の進歩に興味を持ち臨床研究をしてみたいと思うようになり、関西で関節リウマチ患者のコホート研究を主導している大阪公立大学に2022年から2023年の1年間、関西医科大学大学院1年目として国内留学で勤務させていただいています。大阪公立大学 膠原病・リウマチ内科では外部からの医師を積極的に受け入れており外部の人間である私を快く受け入れて下さり、人間関係に困ることもなく毎日楽しく仕事ができています。カンファレンスでは積極的に臨床アドバイスをいただき推論することの楽しさを再認識し、次回の外来診療の不安や解決策・治療方針を解消する良い機会になっています。 ANSWERコホート研究会では大人数の患者の背景や治療を基に臨床的な疑問を実際に証明できるのかという事について先輩医師と議論し、形にできるかどうかにこだわる熱意を感じ非常に貴重な体験をさせていただいています。実際に論文を書くにあたって論文を読む数も格段に増えましたし、他の医師の論文を読んだ際により深い理解ができるようになったと感じています。ほとんど未経験であった論文の作成も一人ではなかなか思うように進みませんが書くためのノウハウやサポートをいただけて大変勉強になっています。私と同じ立場にある他大学の先生方・学生方で臨床・研究に興味がある方はとてもいい環境で仕事ができるのではないかと思います。今後も引き続き臨床と研究のどちらも積極的に頑張りたいと思います。

後期研究医の声 権好穂

私は初期・後期研修の5年間倉敷中央病院で臨床経験をした後、京都大学で6年研究生活を送り、その後大阪公立大学に赴任しました。 初期研修を行った倉敷中央病院は千床の大病院で一般的な疾患から複雑な症例まで幅広く経験し、沢山の優秀な同期と出会えたことが財産でした。京都大学では臨床とは違った視点で研究の世界を経験し視野が広がりました。ただその多忙な日々を過ごす中で、周りの男性医師と同じように働くということは、やはり体力的にも困難で男性との生物学的な差異を日々感じていました。自分が集団の中でどのような役割を果たすことができるのか、女性として求められていることはどんなことなのか日々奮闘していたように思います。そんな中、ここ大阪公立大学膠原病リウマチ内科に赴任してまず感じたのは、スタッフだけでなく秘書さんや実験助手さん含め医局の雰囲気がよく、良いチームワークが保たれているということです。どんなに能力・体力があったとしても、臨床研究、基礎研究において1人でできることには限界があります。学閥関係なく、皆自分の強みを活かし、少しずつ積極性を出すことで、心地よく役割を果たすことができる職場だと感じています。 膠原病は特に若い女性の患者さんが多く,女性としてもこれまでの経験を生かすことができるのではないかと感じました。
臨床においてはリウマチ整形外科や放射線科との合同カンファレンスが行われ、症例検討会など他科との連携も良好です。また関節エコー外来を行っており技術の習得も可能です。研究においては関西地域での多施設共同研究を主導で行っており、臨床研究、基礎研究、論文執筆においても経験豊富な先生から直接指導が受けられます。周囲が熱心なので、自然と皆で取り組める雰囲気もあり体制作りにおいても話し合いながら、より良い環境を作っています。是非一度見学にいらしてください。

大学院生募集

リウマチ膠原病を専門とし、臨床研究や基礎研究を行い学位取得を目指します。当科は、豊富な臨床データと多施設共同データを用いた臨床研究と、動物モデルやヒト臨床研究を用いた基礎研究を行っています。大阪公立大学内外の基礎研究室との連携も積極的に行っています。

特任助教の声 勝島將夫

当科では、血液・便サンプルなどのヒト臨床検体や動物モデルマウスを用いたトランスレーショナルリサーチ、基礎研究に励んでおります。腸内細菌に関して病態生理学の大谷先生ラボと共同研究を進めており、また動物モデルマウス研究に関して皮膚病態学の鶴田先生ラボからもご助力を賜り、とても研究しやすい環境に日々感謝しております。今後も学内・学外を問わず多方面とさまざまなコラボレーションを経て幅広い研究テーマに着手できればと考えておりますので、ご興味がございましたらぜひ一度当科にお越しください。

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